西除川が光るとき

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大西 堂文

退職後、73歳まで地域社会における義務を果たし、現在は余生を楽しむ。特技はないが、もっぱら探鳥、釣り、ダンス、卓球、菜園など好きなことに熱中している。

西除川が光るとき-(3)
狭山池に流れ込む主要河川である西除川は、河内長野市天野山付近を水源とする小さな川だ。

その特徴を一口で言うと、水源流域の降水量に大きく左右され、大雨が降ると一気に増水、濁流(だくりゅう)と化し、それが収まると一時清流となり、天気が続くと渇水(かっすい)し、ヘドロが澱む(よど)ドブ川と化すことさえある、という天候に非常に影響されやすい川だ。

西除川が光るとき-(8)半田井堰

半田井堰(いせき)

西除川下流域に作られた半田井堰(いせき)の存在は非常に大きい。

井堰は本来の自然を損なうという反面もあるが、これによって田畑を潤し、下流の大水や渇水を緩和し、さらに堰(せき)に貯まった濁水の泥が沈殿し、上澄みの綺麗な水が流れ出すという働きもある。

井堰上流は年中両岸いっぱいに水をたたえ、流れもほとんどなく、昆虫、水草、魚も静水を好むものが多く、集まる鳥もカモ科、クイナ科、カイツブリ科などが主で、下流域のそれとは随分異なる。

私が散歩がてらにカメラを持ってよく行くのは雨後数日経った頃が多い。

西除川が光るとき-(10)

セイヨウカラシナが中州を黄色で埋め尽くす

半田井堰から、下流の陶器山通り掛かる「どうがぶち橋」までのわずか1km余りの間だが、両岸の道路から川を身近にのぞき込むことができ、主に野鳥を撮っている。

河川の両岸は高い石垣で固められ、人が入れぬ河川敷は大水が出ると一変し、砂が貯まった洲には種々の雑草が生い茂る。

川底は泥、砂や小石、岩盤が露出した浅瀬や淵、石とコンクリートで固められた段差のついたせせらぎ等変化に富んでいる。

外来種のアカミミガメが異常に繁殖しているのはいささか興ざめだが、四季折々に色々な動・植物を観察することができる楽しい場所だ。

セイヨウカラシナが中州を黄色で埋め尽くす頃、いよいよ春だなあと実感する。

特に梅雨前後に川が適度の水量と透明度を保っている時、川は一瞬活気を帯び光る。

西除川が光るとき-オイカワ

オイカワの産卵

狭山池から遡上(そじょう)してきたナマズ、コイ、オイカワなどの魚が、思い思いの場所で次々に産卵を始め水面が弾ける。

西除川が光るとき-(6)コサギ

コサギ

これらの魚を狙ってカワセミやサギ科の鳥たちが、

また岩や小石に着いた苔、小虫を狙ってセキレイ科、シギ科、カモ科等のいろいろな水鳥が集ってくる。

西除川が光るとき-カモ親子

子連れのカルガモに出会えるのもこの時期だ。

これらのシーンを写真にすると、「こんな綺麗な川が大阪狭山市にあるのですか?」と、よく人から聞かれる。

西除川は私たちの宝物だ。

川を汚さず、これからもずっと守っていきたいものだ。


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退職後、73歳まで地域社会における義務を果たし、現在は余生を楽しむ。特技はないが、もっぱら探鳥、釣り、ダンス、卓球、菜園など好きなことに熱中している。

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掲載内容は2019年7月16日(火)時点の情報です。
西除川が光るとき-オイカワ

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